本当にあった詐欺電話とその対策
こんにちは、ルカです。
ルカの雑記カテゴリではその名の通り、私ルカの思うことを雑多に書いていきます。
本日は、私や私の周りの人に実際にかかってきた、詐欺電話とその対策についてお話しします。
目次
ケース1:謎の中国語電話
とある日、何気なく仕事をしていたら、一本の電話が鳴りました。電話番号は非通知。普段なら非通知の電話は出ないようにしていますが、この日はたまたま、仕事の関係で他の電話を待っていたので、少し迷って、でも仕事の電話だったら自分が困るので、取ってみました。
最初は何も聞こえなかったので、そのまま切ろうとしましたが、そのうちに何やら中国語が聞こえてきます。しかも自動音声。「詐欺っぽいなー」と思い、速攻で電話を切って、調べてみたところ…
日本に滞在している中国人向けの振り込め詐欺が流行っているらしい。
振り込め詐欺って、国を問わず有効な手段なんですね。私は中国語が分からないので、逆に詐欺っぽいと感じてすぐに切ってしまいましたが、ここで何かのボタンを押すと、何らかの請求が来る仕組みになっているとのことです。
電話を取っただけでは実害はないと考えていいと思いますが、ちょっと怖いですよね。怪しい電話はすぐ切るに限ると思いました。
ケース2:連番電話
同じく仕事をしていたある日、同僚の電話に一本の着信がありました。
佐藤さん(仮名)「お電話ありがとうございます、◯◯社の佐藤です。」
電話「・・・」
佐藤さん「もしもし、◯◯社の佐藤です。」
電話「・・・」
佐藤さん「お返事がないようなので切らせていただきますが、もしまたご連絡事項がある際にはお電話くださいませ。」
相手は何も答えなかったそうですが、とりあえず佐藤さんはとてつもなく丁寧な対応で電話を切りました。すると、その直後…
山中さん(仮名)「お電話ありがとうございます、◯◯社の山中です。」
電話「・・・」
山中さん(仮名)「もしもーし、◯◯社の山中でーす」
電話「・・・」
山中さんは何も言わずに、そのまま切り、直後に私のところに電話がありました。
ルカ「お電話ありがとうございます、◯◯社のルカです。」
電話「・・・」
ルカ「もしもし〜?」
電話「・・・」
私も何も言わずに電話を切り、佐藤さん、山中さんと顔を見合わせました。
連続で、それもこの場にいる3人にかけてくるなんてすごいね〜!なんて話をしているうちに、ふと気づきました。私たちの電話番号って連番になっている!!!私たちの電話番号は、下のような感じになっていたのです。
- 佐藤さんの電話番号:080-AAAA-AAA5
- 山中さんの電話番号:080-AAAA-AAA6
- ルカの電話番号:080-AAAA-AAA7
Aの部分は3人全く同じ番号です。みんな社用携帯なので、電話番号が部署ごとに連番になっていたのです。
別の部署に所属する仲の良い同僚に聞いてみたところ、同様に連番で電話がかかってくることがあるそうで、保険や不動産の営業の場合もありますが、厄介なのは電話番号の名簿を作っている業者の場合。適当な電話番号に電話をかけて、私たちのように名乗ったら、その番号がどこの誰かというのを控えて、名簿化しているのだとか。イメージとしては下のような感じですね。
- 080-AAAA-AAA1:どこかの誰かさん
- 080-AAAA-AAA2:どこかの誰かさん
- 080-AAAA-AAA3:どこかの誰かさん
- 080-AAAA-AAA4:どこかの誰かさん
- 080-AAAA-AAA5:◯◯社の佐藤さん
- 080-AAAA-AAA6:◯◯社の山中さん
- 080-AAAA-AAA7:◯◯社のルカ
- 080-AAAA-AAA8:どこかの誰かさん
- 080-AAAA-AAA9:どこかの誰かさん
これだけでは実害は少ないかもしれませんが、電話番号と名前が対になっていることで、迷惑電話のかかってくる確率は確実に上がります。
対策は、相手が名乗るまで名乗らないこと。
同僚曰く、相手はあなただと思ってかけているのだから、わざわざ名乗る必要がないとのことです。
その話を聞いて以来、私はプライベートの電話は「もしもし〜?」とだけ答えて、様子を伺うことにしました。ただ、仕事の場合、それがきちんとした取引先だった場合、どうしても感じ悪く受け取られることがあるため、「お電話ありがとうございます、◯◯社です」と、社名だけ言うことにしました。
ちなみに、理由あって今はその時とは別の電話番号を使っていますが、
「◯◯社の××さんのお電話でしょうか?」
といった迷惑電話がかかってくるので、きっと今の電話番号の前の所有者(=同じ会社の××さん)の名前で名簿が作られているのかな、なんて想像しています。
仕事の場合は名刺などにも電話番号を乗せているので、流入経路は必ずしも電話による名簿だけとは限らないんですけどね。
ケース3:本人確認
これは私の友人・りかちゃん(仮)にかかってきた電話ですが、私もちょうどその場にいたので書かせていただきます。私は個人的に、一番引っかかってしまいそうな内容でした。
電話「いつも大変お世話になっております。M銀行(メガバンの1つ)の△△と申します。お客様の口座でお手続きが必要なことがありまして、書類をお送りしたいと思います。」
りかちゃん「はい、何の手続きですか?」
電話「◯◯◯◯◯◯でございます」
手続きの内容は、私も本人でないので分からないのですが、最もらしい内容だったそうです。
りかちゃん「あ、そうなんですね。手続きしたいので書類を送ってください。」
電話「では、ご本人様確認のためにご住所をお願いします。」
りかちゃん「えっ、登録の住所でいいですよ。登録の住所に送ってください。」
電話「でも、ご本人様確認が取れないと書類をお送りすることができないんです。ご本人様確認のために、お名前と、ご住所と、お電話番号、それから生年月日が必要となります。」
りかちゃん「どうして名前まで聞いてくるのですか?私が誰か分からずにかけてるってことですか?」
電話「いえいえ、そういうわけではございません。ただ、ご本人様確認が必要なのです。」
りかちゃん「そうですか。今、人と一緒でその人に悪いので、後でかけ直しますね」
電話「かしこまりました。では03-BBBB-BBBBに、M銀行の△△宛にお電話お願いします。」
りかちゃんが電話を切った後、私はどうしたの?と訪ねて、一連の流れを説明してもらいました。そして、りかちゃんの主張としては、「なんか変だったんだよね、だって、手続きが必要だから私に電話してきているはずなのに、名前まで聞いてきたんだけど。一回誰かに相談してから答えたかったから、切っちゃった。」とのことでした。
本人確認は確かによくあることですが、よくよく内容を聞いてみると、確かに、相手からかけてきた電話にも関わらず、本人確認も何もない気がしてきました。
ただ、相手が大変丁寧な口調で話していたことと、本物のM銀行だった場合、手続きしないと困るとのことだったので、折り返し電話をすることにしました。相手から伝えてきた電話番号03-BBBB-BBBBは、どうも信頼できなかったので、M銀行のお問い合わせ窓口に電話をしたところ…
M銀行窓口「そのようなお電話はこちらではしていないですね。M銀行では、こちらからお電話をした場合には、ご本人様確認をしておりません。実は、03-BBBB-BBBBというお電話番号は、他の方からも詐欺の報告がある番号ですので、お掛け直しはされないようにお願いします。」
ということで、やっぱり詐欺でした。
これ、「りかちゃんが登録の住所に送ってください」と言い、相手が名前まで聞いてきたので、その後の流れがなんだか変だな?と、気づくことができました。しかし、別の人から聞いた話によると、私たちの名前は知った上で、住所や電話番号の本人確認をさせるもあるそうで、そうなると、私なら何の違和感もなく答えていたと思います。
ちなみに、答えてしまうと、本物の銀行に本人確認の情報として使われてしまう可能性があります。
また、「一度電話を切って誰かに相談をしたい」という、りかちゃんの行動は正解でした。その場で答えてしまうと、冷静な判断ができない可能性があるためです。
ということで、対策は下記の通りです。
- 相手からかかってきた電話での”本人確認”は疑う
- 少しでも疑問に思った場合は、一度電話を切る
- 相手が伝えてきた電話番号ではなく、公式サイトに掲載されている電話番号に電話する
まとめ
いろんな電話がかかってくるたびに、いろんなことを考える人がいるもんだな、と感じる今日この頃です。個人的には、ケース3は自分だったら本当に引っかかってしまいそうだと思ったので、こんな詐欺もあるよってことをシェアしてみました。
私たちは幸い、どの電話からも被害はありませんでしたが、ひとりでも多くの人が、こういった悪質な詐欺から身を守れるといいなって思ってます。