留学先の国選びのポイント
こんにちは、ルカです。
本日はどこの国に留学すべき?という疑問を解消すべく、留学先の国選びのポイントをお話します。
大前提として、英語が話せるようになりたい以外に目的がある方は、目的に沿う学校を探すのが良いと思います。
英語留学は選択肢が広いため、国から絞るというアプローチも可能です。しかし、例えば経営学を学びたい、デザインを学びたいなどの場合には、学びたいことのカリキュラムのある学校に行かなくてはなりません。
ということで、今回は英語留学での国選びのポイントをお話したいと思います。
目次
留学で重視したいものは何?
英語留学の場合、実は英語を学ぶ以外にも様々な検討要素があります。ひたすら英語力を上げたいのか、ワーキングホリデーがしたいのか。それとも、留学しつつ観光もしたいのか。
全てを最高の状態に持ってくるのはほぼ不可能ですが、何を重視したいのか優先順位を考えることで、選ぶべき留学先が見えてきます。
考えるべき大きな検討要素は、下記の7項目です。
- あなたの英語力は?
- どのくらい上達させることを重視したい?
- 予算はどのくらい?
- 観光やエンターテイメントを楽しみたい?
- 治安についてどう考える?
- ビザの要件は?
- ワーキングホリデーを希望している?
それぞれについて解説していきますね。
あなたの英語力は?
初心者で短期集中型ならフィリピン
英語力にあまり自信はないけど、短期でガンガン英語力を上げたいという場合は、グループレッスンよりも、マンツーマンレッスンの学校をお勧めします。
昨日の記事<語学留学の罠>留学をすれば、英語を話せるわけではない!でも触れたとおり、初心者がグループレッスンを選んでしまうと、上達の大変効率が大変悪いためです。
欧米などではマンツーマンレッスンはほとんどない、あるいは大変高額です。フィリピン、特にセブ島などでは、マンツーマンレッスンを実施している学校も多く、留学費用も手頃でとっつき易いのでお勧めです。
ただし、マリンアクティビティなどが好きでない限りは、ひたすら英語を勉強しに行く感じになります。
ちなみに、私が留学していた時のクラスメイトの中には、フィリピンで2ヶ月留学した後、カナダに移ったという人もいました。必ずしも1箇所で留学しなくてはいけないものでもありませんので、ひとつの選択肢として考えてみてください。
上級者ならイギリスかアメリカ
上級者の場合は、様々な国から人が集まるイギリスかアメリカがお勧めです。
学校にもよりますが、アメリカでは普通の語学学校でも、ビジネス英会話やディスカッションのクラスがあったりします。これらは単に挨拶やマナーを学ぶだけでなく、商談の進め方、交渉術、効果的なディスカッションの方法などを扱うこともあります。
上級者の場合は語学学校に限らず、幅広い留学の選択肢がありますが、高度な英語が学べるという点では、イギリスかアメリカは有力な候補です。
どのくらい上達させることを重視したい?
これは先ほどの英語力とも関係がありますが、留学は必ずしも英語だけを学びに行く必要はないということです。英語の上達はそこまで重視せず、観光やエンターテイメントをしながら英語力も上がればいいかな…くらいの感覚であれば、単純に好きな国を直感的に選ぶのもありです。
予算はどのくらい?
アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、主要先進国の場合は、学費+滞在費(ホームステイや寮など)の目安が1ヶ月に25万円以上となります。これはあくまでも目安の金額であり、プログラムや住む場所、時期によって様々です。また、長期滞在すればするほど、大抵は1ヶ月あたりの単価が安くなります。
その中でも、イギリスやアメリカの都市部は特に料金が高く、生活コストも高い傾向があります。
この他に、生活費や航空券代、手続きなどの費用、保険料などもかかりますので、結構な金額がかかることは覚悟しておいた方が良いかもしれません。
一方で、フィリピンなどのアジア系の国であれば、だいたいの目安が15万円程度となります。どうしても安く済ませたいのであれば、フィリピンがお勧めです。
ちなみに、短期留学の場合、費用は出発時点でほとんど固定していますが、半年以上くらいであれば、現地で滞在先や語学学校を変える人もいます。このあたりはプログラムよって変更の可否が異なりますが、現地で工夫することによって、費用はいくらでも変わり得るということもぜひ覚えておいてくださいね。
観光やエンターテイメントを楽しみたい?
毎日の生活に刺激を求めるのなら、圧倒的にアメリカやイギリスの都市部です。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、マルタ、アイルランドなども、選択する都市にもよりますが、観光やエンターテイメントはたくさんあります。週末に遊びに行ければOKという程度であれば、勉強以外も十分楽しめると思いますよ。
逆に、フィリピンやフィジーなどを選んだ場合はエンターテイメントが少ない可能性が高いです。ただし、ビーチロケーションを選択した場合は、マリンアクティビティがありますので、海が好きな方にはお勧めです。
治安についてどう考える?
日本はかなり治安の良い国なので、どの国を選んだ場合でも、海外であるということを気をつける必要があります。しかし、先進国に関しては、最低限のことに気をつけていれば、そこまで心配する必要もないかと思います。
あえて自分の経験から言うとすれば、都市にもよりますが、カナダやオーストラリア、ニュージーランド、アイルランドはかなり安心できる雰囲気だと思います。
よく比較されるのが、銃社会のアメリカ対、非銃社会のカナダ。同じ北米でも、アメリカよりもカナダの方が治安が良いとされています。海外初心者であれば、カナダや、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドあたりを選ぶと安心かもしれません。
また、フィリピンなどは一般的に治安が悪いとされている地域が多いので、他の国を選ぶ場合よりは気をつけたいところです。
ビザの要件は?
もし、出発日までに時間がないのであれば、ビザ要件で行ける国・プランが限られてしまいます。
実は私は、初めイギリス留学に興味を持っていたのですが、私の留学当時は1ヶ月の短期留学でもビザが必要でした。旅行にしろ、留学にしろ、いつも2週間前くらいに突然決めるタイプのため、ビザ申請期間に間に合わず、ビザがなくても滞在できる他の国を選択しました。ちなみに、現在イギリスは6ヶ月未満の滞在であれば、入国時のビザ取得のみで滞在できるそうです。
また、例えばアメリカなら、3ヶ月未満、週に18時間未満のプログラムであれば、ビザが不要(ESTAは必要)、逆にそれを超える場合はビザが必要です。
留学までに十分時間がある場合はあまり関係ありませんが、時間がない場合はビザ要件で絞る必要があります。
ワーキングホリデーを希望している?
ワーキングホリデーも、希望している場合は検討すべき要素となります。アメリカにはワーキングホリデーの制度はなく、英語圏でワーキングホリデーの制度があるのは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、アイルランドとなります。
また、滞在可能な期間や年齢制限なども国によって異なりますので、ワーキングホリデーを希望している方は、ワーキングホリデーの申請条件から選ぶ必要があります。
まとめ
以上が、留学先の国選びのポイントとなります。最初は選択肢が多すぎてどう選んでいいのか迷うかもしれませんが、少しでも国ごとのイメージを掴めたら嬉しいです。
また、各項目同士で矛盾してしまう場合、例えば、費用を安く抑えたいけど、エンターテイメントも楽しみたいなどの場合は、どちらをどのくらい優先したいか、優先順位をつけてみてくださいね。
今後も留学についてのノウハウを書いていく予定ですので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。